茸の種類は、700種以上もあるといわれています。そのうち200種は食用で、20種は毒茸、残りは無毒です。
茸は、肉眼では見えない胞子から出来ています。胞子は傘の下にあり、白っぽい糸を成長させ「菌糸体」を作ります。
茸は種によって様々な形や大きさがありますが、ほとんどは軸と傘を持つ形です。
傘がなくスポンジ状の塊の茸もあります。科、属、種に分類されます。
茸の味は育った森によって変わります。そのため、産地の違う茸は違う味になるのです。
地中海地方では平野でも山間部でも茸は育ちます。通常、茸の収穫時期は4月から11月で、寒さが厳しくなる頃までです。最盛期は夏の終わりの雨の多い時期で、この時期は気温も涼しくなり、最も貴重なポルチーニのような茸もよく育ちます。茸の最大の敵は風です。